アサヒビール:上質と贅沢感の新ジャンル
2020.02.06
アサヒビールは、新ジャンルカテゴリーの新商品「ザ・リッチ」(350ml、500ml)を、2020年3月17日から全国で発売する。プレミアムビールのような上質さ、贅沢感を目指して開発した新ジャンルである。
近年、新ジャンル市場で関心の高まる「コク・あじわい」嗜好のニーズに応える商品を発売し、新ジャンルの飲用価値向上を図る狙いだ。原材料には麦を贅沢に使用し、新ジャンルとして最大級の原麦汁エキス濃度にすることで、コク深い味わいを実現したものだ。
チェコ・ザーツ産の最高級ファインアロマホップを一部使用し、爽やかな香りで食事にも合わせやすいバランスのとれた味わいに仕上げている。醸造の仕込み工程では、同社初の「微煮沸製法」を採用している。
従来の伝統的なビール類醸造では、殺菌などのために仕込み工程で1時間以上蒸気を注入しつづけ、約100℃の温度で煮沸を行うことが一般的である。ただし、この手法では挽き立ての麦芽由来の力強く芳醇な麦の香りが低減される課題があった。
今回は、煮沸に使用する蒸気の注入時間を可能な限り低減させる微煮沸製法を活用し、煮沸開始時と終了時の合計数分程度だけ蒸気を注入する。煮沸中の温度は約100℃に維持したまま、蒸気の注入時間を分単位で制御管理し、十分な殺菌と麦の芳醇な香りの担保を両立させている。
パッケージでは、濃紺をベースに古来王家などの紋章として使用されるユニコーンと獅子のイラストを缶の上部にあしらい、象徴的なエンブレムで高級感をデザインしている。また特殊インクで光沢を抑えた落ち着いた印象と、上質な手触りを感じられる加工を施している。プレミアムビールのようなブランドの世界観を表現したものだ。