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ニュースフラッシュ

EtherCAT:第2回インターオペラビリティテストウィークを開催

2021.05.18

 EtherCAT Technology Group(ETG)が2021年初めに開催した第1回インターオペラビリティテストウィークは欧州対象に開催され大きな反響があった。今回は、南米と中米、北米のタイムゾーンに合わせ第2回目を開催した。EtherCATデバイスの開発者は、製品のインターオペラビリティの改善や開発ノウハウの知識向上をこのオンラインイベントを通じ実現した。また他の参加者とのインタラクティブな知識交流の機会を設け好評を博したものだ。
 世のなかに流通する豊富なEtherCAT対応デバイス数からみて、EtherCATが世界中で広く受け入れられていることが分かる。ETGは、これらのデバイスが現場で干渉なく動作し、相互に互換性のあることを保証するため、コンフォーマンステストに加えてインターオペラビリティの改善をサポートするイベントを年に数回開催している。そのようなイベントの一つがインターオペラビリティテストウィークで、第2回開催では主に、米国からの参加者を募り、ウェビナーセッションに加えて1対1エキスパートセッションでは、デバイスメーカーが個別にETGのスペシャリストと直接EtherCATの実装についてアドバイスを受け、開発およびインターオペラビリティに関する知識を共有しした。
 参加者は5カ国、25社以上の企業から集まり、EtherCAT Conformance Test Tool(CTT)、EtherCAT Slave Stack Code(SSC)、EtherCAT Slave Configuration Interface(SCI)、Safety over EtherCAT(FSoE)の実装をテーマにしたセミナーとQ&Aセッションに参加、そしてエキスパートセッションでは個々の実装に関する問題点を解決した。
 EtherCATのエキスパートかつETG技術委員会のチェアマンのDr. Guido Beckmannは、このイベントについて「デバイスメーカーにとって、デバイスを現場で使用する前にインターオペラビリティを改善および向上させる最良の機会です。ETGは長年にわたりEtherCAT Plug Festを世界各国で開催し経験を積み、成功へと導いてきました。オンラインでの開催によりCOVID-19の影響を受けることなく開発者とETGエキスパートとの交流を継続できることを嬉しく思います」と述べている。
 このイベントの成功を受け、今後は日本や中国、韓国でも開催を予定する。すべての日程は、オンライン(www.ethercat.org/events)で確認できる。
 
https://www.ethercat.org/en/events_2021.htm