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ニュースフラッシュ

ETG:第19回TWG Semiミーティングを開催

2021.06.29

 EtherCAT Technology Group(ETG)は、19回目のSEMIテクニカルワーキンググループ(TWG Semi)ミーティングを開催した。半導体業界向けのデバイスプロファイルを策定しており、今回のオンラインミーティングでは、Safety over EtherCAT(FSoE)による機能安全への取り組みについての話題が盛り込まれた。またEtherCAT Conformance Test Tool(CTT)の自動デバイス認証機能についても重要なトピックとして挙げられた。
 ETGのTWG Semiは半年に1度、全体会議と多くのサブワーキンググループ会議を開催している。その結果、半導体アプリケーションでEtherCATを使用するための一連の仕様が完成し、半導体業界での通信規格の成功に大きく貢献している。それは、業界全体がTWG Semiへの活動に常に意欲的な参加の成果である。直近のオンラインミーティングには70人以上が参加し、多数のセッションで既存および新規のEtherCATデバイスプロファイルの作成や改善に取り組んだ。
 デバイスプロファイルに関する作業に加えて、TWG Semiミーティングでは必要なトピックについて深い議論が行われる。先日のミーティングでは、Safety over EtherCAT(FSoE)技術が重要なトピックとして注目された。ETGの安全エキスパートのDr.Guido Beckmannが技術的な解説を行った。とくに「ツール」と呼ばれる半導体製造装置の機能安全分野でのユースケースや、将来開発される可能性のデバイスについて説明した。
 2011年以来、ETGとしてTWG Semiの活動をサポートしてきたFlorian Esslerは次のように述べている。「われわれは、半導体業界のメーカーが一貫してEtherCATに対し深い理解を示していることを認識している。Safety over EtherCATをエコシステムに導入することで、EtherCATのもう1つの強力な側面を発揮することができる。この業界の主要装置メーカーは、機能安全を装置に搭載することで大きな進歩を遂げる可能性があり、私たちの取り組みはそれに貢献する」と。もう1つのトピックのEtherCAT Conformance Test Tool(CTT)に拡張された機能は、Safety over EtherCATのテストを含む、テストの自動化やテスト範囲の拡大に貢献する。
 これまでに、ETGのTWG Semiは、半導体業界向けに20以上のデバイスプロファイルを含む14の、いわゆる特定デバイスプロファイル(SDP)のドキュメントを作成した。さらに新しいプロジェクトが常に追加されるため、SDPデザインガイドラインに対応する概要文書がある。それは、どのように特定デバイスプロファイルを作成するか、実装で何を考慮しなければならないか、プロファイル定義での複雑な問題をどのように扱うか、などを説明している。
 TWG Semiの次回ミーティングは、2021年9月に開催予定である。すべてのイベント情報は〔www.ethercat.org/events〕で公開されている。