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ネスレ日本:コンパクト栄養食の新フレーバー

2021.07.05

n_20210705_05.jpg ネスレ日本のヘルスサイエンス カンパニーは、少量高カロリーのコンパクト栄養食「アイソカル100」の新フレーバー「ポテトスープ味」を、2021年6月22日から全国で新発売する。甘さ控えめでほんのりとした塩味のスープ仕立てで、ポテトのほっくりした味わいにオニオンの風味が感じられる。
 高齢者、とくに75歳以上の後期高齢者では、「食事量の変化」「調理意欲の低下」「単品粗食に偏った食事摂取など、食生活への間違った認識」などにより、カラダづくりに大切なカロリーやたんぱく質の不足を招く人が多くいる。
 また高齢者向け栄養ドリンクをすでに食生活に取り入れる場合でも、4割以上の人に飲み残しがある。国立長寿研究医療センターによる「在宅療養患者の摂食状況・栄養状態の把握に関する調査研究報告書」(平成24年)によれば、在宅療養高齢者の約7割は栄養不足(低栄養)の可能性があるといわれ、栄養状態を把握した上で、積極的に栄養摂取を促す必要性がある。
 「アイソカル100」は、食欲や食事量の気になるときに手軽に補給できる栄養補助食品である。わずか100mlの飲みきりサイズのなかに、茶碗1杯分と同じカロリー(200kcal)、牛乳の約2.4倍のたんぱく質(8g)、ミネラルとビタミン各13種類を詰め込んでいる。
 今回、新たに追加となる「ポテトスープ味」は、「栄養補助飲料は、甘くて食事に合わないものが多い」との悩みに応え、より毎日の食事に取り入れやすい味を追求して生まれたフレーバーである。
 「MNA」(Mini Nutritional Assessment)は、ネスレの研究機関・ニュートリション インスティテュートと高齢者研究の第一人者により考案された65歳以上の栄養状態が簡単に確認できるアセスメントツールである。世界中の医療・介護現場で活用される「MNA」は、1989年の国際老年医学会会議での「低栄養の高齢者が多いのに、有用な栄養アセスメントツールがない」との議論をきっかけに開発が進められ1994年に誕生した。以来、20以上の言語に翻訳され、低栄養リスクのある高齢者の栄養アセスメントを行うツールとして世界中で活用され、日本では2010年から本格導入が開始されている。
 「MNAプラス」は、「MNA」の知見を生かしてつくられたスマートフォンアプリで、65歳以上の自身や家族・介護者が、自宅で使用することを想定して作られたものである。