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ニュースフラッシュ

伊藤園:完熟かぼすドリンク

2021.09.30

n_20210930_03.jpg 伊藤園は、JA全農(全国農業協同組合連合会)と共同開発した「ニッポンエール」から「大分県産完熟かぼす」(500g、280g、希望小売価格151円、130円・税込)を、2021年10月4日から全国で新発売する。大分産「完熟かぼす」のまろやかな酸味と爽やかな香りの楽しめる(果汁1%)清涼飲料水だ。JA全農の立ち上げた国内農業支援の新しい取り組み「ニッポンエールプロジェクト」の第2弾となる商品である。
 日本の農業就業者は過去20年間で半減し、農業最前線では高齢化の加速やコロナ禍による販売の伸び悩みなど課題が山積している。同プロジェクトは、「全国から届けられる日本産のたべものに、そしてニッポンに、ここからエールをおくろう」とのコンセプトのもと、JA全農と同社および販売先が協力し、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどを展開し、商品を通じ産地を応援する活動である。
 同社は、リーフ品の販売から事業を始め、現在では茶系飲料や野菜飲料などの販売を手掛けており、国内農業とも密接に関わっている。国産農作物のおいしさや質の高さをより多くの人に広めたいとのJA全農の思いに共感し、農業の持続可能な発展のために参画したものだ。
 2021年6月に、プロジェクト第1弾で「ニッポンエール」から「宮崎県産日向夏」を発売したことにつづき、第2弾として「大分県産完熟かぼす」を発売するものだ。かぼす生産量日本一の大分で、昔から親しまれている「完熟かぼす」は傷みやすいことから県内消費が中心で広く流通していない。
 同社では、商品販売を通じ「かぼす」のおいしさを知らせるとともに、生果の販売拡大にも貢献したい考えである。JA全農との共同開発品の販売を通じ、日本の農業と生活者を結ぶ架け橋となり、国産農畜産物の認知と消費拡大に貢献する考えだ。