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ニュースフラッシュ

アサヒビール:業務用ビール黒生

2022.01.28

n_20220128_02.jpg アサヒビールは、「ビール黒生」の業務用市場向け小びん334mlと樽10Lの2品を、2022年2月15日から全国で発売する。発売を延期していた缶入り350ml、500mlサイズも同日から発売を再開する。
 1982年に日本初の缶入り黒生ビールとして発売した「黒生ビール」をルーツとする生ビールである。1995年にリニューアルを実施し、黒麦芽とクリスタル麦芽、ミュンヘン麦芽をブレンドし使用することで、麦芽の芳ばしい香りと苦味の少なくやや甘味を感じるまろやかな旨みを実現した。
 2012年の「ドライブラック」の発売を受け、2015年に終売となったが、これまで顧客相談室やSNS上で復活を望む声が寄せられ、「復活の黒生」として発売するものだ。今回発売するのは、1995年~2015年まで発売した商品と同様の中味で「芳ばしい香りとまろやかなうまみ」が特長だ。
 業務用市場向けにびんと樽入りを展開し、家庭用市場向けに発売する缶入りと連動させ「ぬくもりのある世界観」や「まろやかな旨みのある味わい」を訴求し、顧客の多様なニーズに応える。
 2021年9月に発売した「生ビール」(通称マルエフ)は、想定を上回る注文に対して供給が追い付かず一時休売となっていたが、11月に缶350mlを再発売した。2021年の累計販売数量では、当初の販売目標の150万C/Sを大きく上回る201万C/Sとなった。
 飲食店でも、樽生の取扱店数は缶発売前の約4000店から1割ほど増加し、12月末時点では約4500店となった。「ビール黒生」は、「生ビール」と統一したロゴ展開や温もりのある世界観の演出など、連動した情報発信を通じブランドの認知拡大や飲用喚起を図る狙いである。