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ニュースフラッシュ

味の素:乳酸菌アミノゼリー

2022.10.01

n_2022_1001_02.jpg 味の素は、大腸の善玉菌までアミノ酸を届けることができる「乳酸菌アミノゼリー」を、2022年9月28日から通販サイト限定で新発売する。同社グループ初の乳酸菌食品で、すっきりおいしいヨーグルト風味のスティックゼリーである。
 毎日無理なくつづけられる、食品とアミノサイエンスを融合させた高付加価値食品だ。同社では、「乳酸菌アミノゼリー」(15本入り、販売価格2,423円・税込)の2025年度までの中期的な売上目標を約3億円(購入ベース)とする。
 植物性乳酸菌がスティック1本あたりヨーグルト1L分相当の1,100億個含まれ、さらに小腸で吸収されにくく大腸の善玉菌まで届くアミノ酸と糖質のダブルの栄養の「届くチカラ」により、健康維持と増進に貢献する。
 現在、乳酸菌入り食品市場は約4,000億円で、年平均市場成長率は3%と規模と成長性ともに有望な市場と捉えられ、乳酸菌の菌種や菌数を訴求する商品は多く存在する。一方で、乳酸菌やビフィズス菌をはじめとする大腸内の善玉菌には人体同様、アミノ酸と糖質が栄養源として欠かせない。
従来、オリゴ糖などを活用し糖質を大腸まで届けることはできたが、アミノ酸を大腸に届けることに関しては、実用的な知見はなかった。こうした課題に対し、同社は腸内の善玉菌まで届くアミノ酸源の「ポリグルタミン酸」と糖質源の「ガラクトオリゴ糖」を組み合わせた、ダブルの栄養の「届くチカラ」を食品に活用する新しい技術を開発した。
 この技術と乳酸菌を掛け合わせ、乳酸菌の補給に加え元来自身の腸内にいる善玉菌にダブルの栄養を届ける同社独自の特長を有する「乳酸菌アミノゼリー」を発売するものだ。
 アミノ酸の一種のグルタミン酸をγ(ガンマ)結合させポリマー化(鎖状に繋げること)させた「ポリグルタミン酸」を配合し、消化酵素に耐性があり、アミノ酸を大腸の善玉菌まで届けることができる。同社だから実現できた、アミノ酸とオリゴ糖の両方を大腸まで届ける日本初の技術「Amino DeliveryTM」である。
 同社では、2020~2025中期経営計画で食と健康の課題解決企業をビジョンとして掲げ、その実現に向け、腸内の善玉菌への栄養補給を毎日おいしくつづけられることが健康課題を解決する一助ととらえている。同社強みの食品とアミノサイエンスの融合で一段加速させ、健康寿命の延伸に貢献していく意向である。