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サントリー:日本の貴腐ワイン

2022.10.08

n_2022_1008_01.jpg サントリーは、日本ワインブランド「SUNTORY FROM FARM」からシンボルシリーズとして「登美 貴腐 ノーブルダルジャン」の「2011」と「スペシャルアッサンブラージュ」の2品(375ml)を数量限定で、2022年12月6日から全国で新発売する。
 同社は「良いワインはよいぶどうから」の理念のもと、100年以上にわたり日本の風土と向き合い栽培と醸造技術を磨き上げ、ぶどうづくりとワインづくりに取り組んできた。
 2022年9月には、日本の風土のなかでつくり手の技術と愛情によりぶどう畑からつくられている酒との、日本ワインの魅力をより多くの顧客に伝えるため新ブランド「SUNTORY FROM FARM」を発売している。
 今回は、同ブランド初の貴腐ワインの2種をシンボルシリーズから新発売するものだ。サントリー登美の丘ワイナリーの栽培と醸造技術がもたらす、奇跡の結晶といえる貴腐ワインを通じ、同ブランドのファン拡大を図る狙いだ。
 「2011」は、ドライアプリコットや黒糖のような濃密な香り、穏やかな酸味と蜂蜜のような滑らかさを感じる味わいが特長である。また「スペシャルアッサンブラージュ」は、黒糖やレーズン、ドライアプリコットのような甘美な香り、穏やかな酸味と蜂蜜のような滑らかさが特長で、余韻が心地よく感じられる。
 貴腐とは、気温や湿度などの複雑な条件が揃ったなかで、完熟したぶどうの実にボトリティス・シネレア菌が付着すると起こる現象で、果実の水分が自然に蒸発し糖度が非常に高まる。
 貴腐化したぶどうで醸造した「貴腐ワイン」は、「ワインの帝王」などと呼ばれ、深みのある豊かな香りと甘美な味わいが希少性で世界的に珍重される。登美の丘ワイナリーは、1975年に日本で初めて貴腐ぶどうの収穫に成功し、1978年に日本初の貴腐ワインとして「登美 ノーブルドール 1975」を発売した。