JPI:第60回全日本包装技術研究大会
2022.11.21
日本包装技術協会(JPI)は、コロナ感染の第8波の流行が懸念されるなか2022年11月17日~18日の2日間、ニューオータニイン札幌で生活者包装部会の18件と、輸送包装部会の20件の計38件による第60回全日本包装技術研究大会が開催された。
両日とも感染予防と管理の徹底されるなか、発表者および聴講者200人以上が参加し、活発な意見が交わされ盛況裏に終了した。「COP27」の開催やSDGsなどが注目されるなかで、両部会ともに環境配慮を体現した研究発表が多かった。
発表者および聴講者ともにだいぶ世代交代が進んだこともあり、例年以上に活発な質疑応答がみられた。研究発表に立つ、ほとんどの企業は包装容器に関する「環境宣言」を掲げ、いわばトップダウンでのスピード感とリアリティのある研究開発が多いように感じられた。
初日は、第59回全日本包装技術研究大会での生活者包装部会(4件)と輸送包装部会(5件)の優秀発表9件の表彰が行われたあと、石屋製菓・取締役相談役の𠮷田宏氏が「ジョブ・エナジーの育て方」をテーマに、自身の経験を通じ広く社会課題への関心をもつことの大切さを訴えた。
次回、第61回全日本包装技術研究大会(奈良大会)は、2023年12月7~8日に奈良コンベンションセンターで開催予定である。