福光屋:癸卯ラベル純米大吟醸
2022.12.02
福光屋は、吟醸新酒「酒歳時記」から2023年の干支の「癸卯」ラベルの純米大吟醸(500ml、参考小売価格1,870円・税込)を、2022年12月2日から全国で新発売する。酒米の最高峰「山田錦」を契約栽培し、丹念に仕込んだ初々しく香り高い純米大吟醸酒だ。
毎年好評の吟醸新酒のなかで、2023年の干支「癸卯」のイラストをラベルに配した正月にふさわしい季節限定酒である。白い兎が大きな打ち出の小槌を勢いよく振り下ろし、五色の閃光が走るアートラベルで、九谷焼の上出長右衛門窯の後継者・上出惠悟氏の描き下ろしである。
力強いラベルデザインが世界に希望と幸せを与える。兎は「躍進」の象徴として縁起が良く、神話「因幡の白兎」に登場する大黒様が手にする打ち出の小槌は同社の古くからの標である。フロストボトルと和紙風シール、金の箔押しを採用し、ユーモラスななかにも華やかな和の趣を演出する。
(※)上出惠悟:1981年石川県能美市生まれ。2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。合同会社上出瓷藝代表。1879年創業の九谷焼・上出長右衛門窯の後継者として、窯のクリエイティブディレクションを務め、「笛吹」シリーズや「窯まつり」開催など、精力的な幅広い活動と柔軟な発想で九谷焼を現代に伝える。近年は、完成を制御し得ない点が窯の仕事に相通じるとして、染色技法「筒描き」や、九谷焼がルーツとなるデザイン手法にも取り組む。