• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > ベッコフオートメーション:売上高15億ユーロを達成

ニュースフラッシュ

ベッコフオートメーション:売上高15億ユーロを達成

2023.04.19

n_2023_0419_04.jpg ベッコフオートメーションは、2022年も成長軌道を維持し、売上高は過去最高の15億1500万ユーロを更新した。2021年の売上高11億8200万ユーロの28%増を記録した。
 創業者のハンス・ベッコフ氏は「2021年度は世界的な景気後退の影響により厳しい状況がつづいたが、2年連続で約28%の成長を達成できたことに非常に満足している」と述べた。
 2000年以降、年平均15%増の成長率を達成してきたが、2021年と22年の2年間で累計64%の成長を記録したことは「期待以上の成果」と、ベッコフ氏は述べた。また未来に照準を合わせて、「研究開発に毎年8000万ユーロを継続投資していく」と、持続的な成長の実現のため今後もイノベーションを創出し、技術開発と新製品の市場投入を目指す意向を示した。
 同社では、2023年も受注好調を背景に2桁の成長を見込むが、世界市場全体では受注は減少傾向にあり、少なくとも景気後退の影響はあることを見込まれる。コロナパンデミック下の2年間、製品の重要な構成要素の半導体分野では供給遅延が発生したが、ベッコフ氏は「おそらく2023年の第3四半期まで、遅くとも年末までには状況は緩和される」と推測する。
 また、2023年は「Ether CAT」誕生から20周年を迎えることから、ベッコフ氏は「自社開発の最も重要な技術マイルストーンの1つである」と「Ether CAT」を強調した。また「2022年はわれわれにとってとくに重要なイノベーションの年」として総括した。
 その代表例が、制御盤フリーを実現する「MX-System」やカメラとレンズ、照明で構成されるVisionハードウェア製品、ロボットモジュール「ATRO」の開発である。
(2023年4月18日にドイツ・ハノーバーメッセで創業者のハンス・ベッコフ氏が発表した内容の抄訳より)