日本包装学会:第32回年次大会を開催
2023.06.20
日本包装学会は、第32回年次大会を2023年7月20日と21日の両日、オンラインで開催する。3年超にわたるコロナ禍を経て、社会的なDX化が進み、各種催事のオンライン開催が定着したことから、2023年度もZOOMオンライン形式での開催に至ったものだ。
包装は、食品や日用品、電気製品、医薬品などの様々な物品を、輸送・保管中の数々の劣化要因から守り、生活者のもとへ最良の状態で届けるとの必要不可欠な役割を担っている。また販売促進や利便性の向上など、多様な役割を兼ね備えることで、昨今の生活者の価値観やライフスタイルの変化にも順応している。
近年の海洋投棄プラごみやフードロス、SDGsやサステイナブルなど、グローバリゼーションの進展ともない国際的な対応が不可欠となってきている。加えて、コロナパンデミックを経て生活様式はニューノーマルへと変化を余儀なくされ、包装への要求はますます多様かつ高くなると予想される。
第32回年次大会では、「包装材料」「輸送包装」「加工・装置」「環境・安全」「評価手法」などのセッションでの口頭・ポスター発表、および製品展示コーナーを設ける予定である。包装産業がニューステージに移るには、生活実感に根差した学びと技術に立ち返る必要がある。
その意味で、包装分野の裾野で様々な活動を展開する研究開発者が、日頃のフィールドワークによる研究成果を発表し、議論等を通じ互いに切磋琢磨する有意義な場となることが期待される。
また、アフターコロナのニューノーマルな社会を担う、学生の口頭・ポスター発表への積極的な参加も注目したい。
年次大会への参加登録の希望は事務局まで。登録締切は2023年6月30日。
【FAX】03-5337-8718、【MAIL】office@spstj.jp