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ニュースフラッシュ

カンロ:2層構造キャンディ

2024.01.30

n_2024_0130_03.jpg カンロは、新商品のキャンディ「#チョコじゃねーよアメだよ」(31g、参考価格189円・税込)を、2024年1月30日から全国のセブン-イレブンで発売する。Z世代をターゲットに専修大学と共創した、センターにビターチョコジュレが入った2層構造キャンディである。
 同社では、グミのトレンドが伸長するなか、若年層の飴の喫食機会が減少傾向にあることに危機感をもち、Z世代をターゲットにした飴の商品開発に積極的に取り組んでいる。
 現役高校生をメンバーに迎えた「Z世代 飴の原体験共創プロジェクト」では、心の揺らぎに寄り添う飴「透明なハートで生きたい」を発売し、情緒的なパッケージや飴粒の美しさ、気持ちに寄り添うコンセプトが受け入れられ、発売直後から好評である。
 今回発売するのは、専修大学の学生たちからアイデアを募り、Z世代に飴の新たな魅力を届けることを目的に共創した商品である。企画立案は、産学連携に積極的に取り組み、マーケティング研究を専門とする増田ゼミ協力のもと、10組のチームによるコンペティション形式で行った。
 学生たちによるプレゼンテーションは、同社社員や実際のバイヤーの参加するなか、本社で中間発表と最終発表と2回にわたり実施し、各チームから発想力豊かな様々な企画が提案された。そんななかでも「#チョコじゃねーよアメだよ」は、初見のインパクトが強くコンセプトが明確で実現性が高いことから商品化が決定した。
 商品化に当たり、これまで培った知見や開発技術でサポートしつつ商品名やコンセプトなど、商品の根幹になる部分は学生のアイデアをそのまま実現することに注力した。
 「バレンタインに渡せるチョコっとプレゼント」がコンセプトの商品で、「長時間、口に飴を入れていることがストレス」との意見をもと、ひと粒で飽きてしまわないよう、センターに濃厚なビターチョコジュレを入れ2層構造し、食感や味わいに変化を持たせている。
 パッケージでは上品でありながら、インパクトのある商品名が目を引く、Z世代が手に取りやすいポップなデザインを採用した。個包装にはシェアの楽しくなる仕掛けとし、学生たちと考えた「#好きじゃねーよ大好きだよ」「#偶然じゃねーよ必然だよ」「#本命チョコじゃねーよ友チョコだよ」といった、「#○○じゃねーよ○○だよ」のフレーズを記載している。
 開発に当たりアイデアの採用されたチームだけでなく、ゼミ生全員が商品開発に参加できるよう、個包装のフレーズは全員でアイデアを出し合い、数百にものぼる候補の中から40種のフレーズを厳選したものだ。