カルビー:袋入り成型ポテトチップス
2024.02.27
カルビーは、成型ポテトチップス「ポテトチップスクリスプ」シリーズから袋入り「うましお味」「旨味コンソメ味」の2品(45g、想定価格140円・税込)を、2024年3月11日から全国のコCVS先行で発売する。パッケージを従来の紙筒からフィルム袋に一新した成型ポテトチップスで、同社史上初の袋入りである。
同社は、成型ポテトチップス市場の活性化を狙い、2016年8月に「ポテトチップスクリスプ」を初めて発売した。北海道エリアでの発売を皮切りに、順次販売地域やラインアップを拡充し、紙筒のSサイズ(50g)とLサイズ(115g)の2つのサイズで展開し好評を得てきた。
成型ポテトチップス市場の伸びつづけるなか、包装形態でみると紙筒に比べ、袋の方が販売が伸びている。また紙筒では、筒やフタ内袋と多種の包材を使用し、袋のみに簡素化で使用する資材量も大幅に減らし、省資源化を実現できる。今回の包装形態の変更で使用包材の重量で約8割を削減した。
ザクッと食べ応えのある成型ポテトチップスで、袋に変えることで製造工程でポテトチップスが割れにくくなる対策や、よりおいしく食べられるような味を追求し、構想から約1年半を経てリニューアルを実現した。
紙筒ではチップスを整列する必要があったが、袋では整列の不要はなくなり、味つけ方法を改良し、それにより味のムラを少なくし後味まで旨味の感じられるように仕上げている。
「クリスプ」は、袋のシール部にフック用の穴加工した袋入りのマッシュポテトチップスである。ザクッと食感を生かした旨味のある味わいを実現し、食べるシーンとして、袋になることでウチソト(家外)シーンからウチナカ(家中)シーンで楽しみやすくなった。
「うましお味」は、従来品に比べ昆布の酸味感をなくし、旨味をアップした。ザクッと食感に合う、程よい塩味と旨味のある味付けで食べつづけたくなるマッシュポテトチップスだ。また「旨味コンソメ味」は。従来品に比べ全体的に旨みをアップし、肉と野菜の旨みがギュッとつまったマッシュポテトチップスだ。
パッケージでは、縦列に配置したチップスの写真を掲載しで、形の整っていることや、成型ポテトチップスでを訴求する。特長の「ザクッと!食べごたえ」のコピーと、料理の写真の掲載で味やおいしさをイメージできるように工夫した。
ポテトチップスでは、生のジャガイモをそのままスライスし油で揚げているが、成型ポテトチップスは、乾燥したジャガイモをマッシュポテトのように潰しフレーク状にしたものを成型し油で揚げる。原料や製法が違うため味や見た目、食感が異なる。