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グリーンコープ共同体:チクゴイズミの素麺

2024.03.30

n_2024_0330_01.jpg グリーンコープ共同体所属のグリーンコープ生活協同組合連合会は、「チクゴイズミの素麺」(180g、九州・中国価格204円・税込、関西価格209円・税込)を2024年3月に発売した。福岡・田川郡赤村で有機農業に取組む鳥越ネットワークと連携し、耕作放棄地を開拓し育てた小麦を使用した素麺である。
 農林水産省の調べによれば、2019年の販売農家数(田畑の面積が30a以上、または農産物販売金額が50万円以上の農家)は113万100戸で、20年前の1999年に比べ54%も減少している。これらは農業者の高齢化や後継者不足が原因で、農家の減少にともない全国で耕作放棄地が増えつづけている。
 鳥越ネットワークのある田川郡赤村も同じように、耕作放棄地が増加することから、2017年から地元行政と協力を行いながら耕作放棄地を農地へと戻し、小麦「チクゴイズミ」の生産を始めた。「チクゴイズミ」は、2023年から乾麺うどんの原料とし製造を行っていたが、製造過程でできる「節や端」は正規の形状とは異なり製麺として販売できないことから、1ロット10トンあたりの製造で、約1トンの量が廃棄となった。
 そこでメーカーと相談し、この「節や端」を粉末状の再生粉として有効活用することで、「チクゴイズミ」を余すことなく使用でき、素麵として製品化することができた。