• ニュースフラッシュ
  • ワールドビュー
  • 製品情報
  • 包装関連主要企業
  • 包装未来宣言2020

トップページ > ニュースフラッシュ > 明治製菓:全薬品営業所へのiPadの導入

ニュースフラッシュ

明治製菓:全薬品営業所へのiPadの導入

2010.12.27

 明治製菓は、医薬品の学術普及の強化を目的として、米アップル社製「iPad」を活用した、新たな情報提供活動を開始した。2011年1月からは、全国76営業所にiPadを導入するとともに、MRが画面を操作しながら医師・薬剤師などの医療関係者に情報提供を行い、顧客の意見や要望などを迅速かつダイレクトに本社へフィードバックすることを目的とした「クローズドループマーケティング(CLM)」を志向したシステムの開発に着手する意向である。
 現在、同社はモバイルパソコンを用いて医薬情報担当者(MR)の情報提供活動を展開している。2010年10月からはiPad 50台を導入するとともに、複雑な薬理作用や専門的な医学情報を的確かつ効果的に伝えるよう、動画等のデジタルコンテンツをiPad用に作成・配信・閲覧できるツールである、インフォテリア社製の「Handbook」を採用し、デジタルプレゼンテーションの高度化に向けたパイロットスタディーを実施してきた。
 MRの行動計画や営業実績等の営業関連情報を管理する営業支援システム(SFA)も併せてiPad環境下で稼動するよう、シンクライアント化にも並行して取り組み、1年以内を目途に全てのMRにiPadを装備する予定である。今後、同社はiPadの本格導入をはじめとする情報提供活動の技術革新を積極的に行い、顧客とのコミュニケーションをより強固なものとしていく考えである。
 また製薬業界では主流であった印刷資材を用いた情報の提供から、デジタルコンテンツの活用へとシフトすることでペーパーレスを促進し、印刷資材の効率化も目指するというものだ。