日本包装機械工業会:データ標準化コンソーシアムを設立
2025.10.01
味の素と味の素食品、カルビー、サントリーホールディングス、明治および日本包装機械工業会は、2025年7月に生産設備データ標準化コンソーシアムを設立し、農林水産省など関連省庁とも連携し標準規格の普及を推進する。
同コンソーシアムは、食品製造業の生産設備が持つ多様なデータを収集し活用することで「製造DX」を推進し、食品製造の生産性や品質の向上に生かせる生産設備データに関する標準規格の策定を目指す。今後は食品製造のなかでも比較的共通性の高い包装工程をターゲットに、国際的に広く使われる規格をベースにデータ仕様と通信方式の標準化を検討していく予定である。
同工業会では、コンソーシアムへの参画を、2025年5月に正式発表した同工業会の「JPack-Fmt」(包装システムにおけるIoT標準化指針)の戦略的な展開の重要なマイルストーンとし、業界の枠を越えて標準化を推進する取り組みと位置づける。現在は、その普及活動を積極的に推進する段階で、「つながるだけでなく、活用するための共通言語」をコンセプトにユーザーニーズも踏まえ、包装機械でのデータ標準化を目指す。