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    ジェイパックワールド

    本誌は、新しい時代ニーズに応えうる商品開発のイノベーションを志向し、新しいマーケットの創出に挑戦するビギナーからプロまでの包装と関連実務者(食品、医薬品、工業、流通など)のための包装総合情報誌です。数十年の包装実務経験を持つ包装のプロフェッショナルが多数編集に参加し、その豊富な経験と知恵、さらには多彩なネットワークを生かし、充実した内容を目指します。今までの包装関連情報誌にはない、将来を展望した課題の提案や問題提起などプロフェッショナルならではの視点から、包装の未来を志向します。

    〈発行日〉毎月15日
    〈主な読者〉食品・医薬品分野を中心とした包装ユーザー、包装資材・機械メーカー、商社
    〈形態〉本文(オールカラー)48ページ、A4変形判
    〈価格〉24,680円(本体・送料込:22,852円+8%税)※年間購読の価格です。

    2019年6月号

    【特集】

    ■たった一度のパッケージ

     明治・大正・昭和・平成と来て、実感を伴わない年代も2つあるが、概して元号(の意味)とは裏腹な現実となると考えた方がよい。つまり新元号を生きる上でも、「令和」とは裏腹な現実が待つとの覚悟が必要であろう。随分と悲観的だと思われるかもしれないが、むしろ人間の成長や成熟にはそれが必要なのだ。
     ある本に、料理下手で苦手な女性たちが料理教室で必要な知識や技術を学び、生き方まで変わったエピソードが書かれていた。努力は必要だが、「できない」のは「知らない」からで、「やらない」のは「技術がない」からである。誰でも学び得るもので、技術は修得できるものだ。
    すると「できない」劣等感は「できる」自信となり、「やらない」小心は「やる」勇気となる。たとえスタートが遅れ、また回り道をしてもゴールに至れば同じである。1つのゴールに至った小さな自信が、次のゴールに至るさらなる自信につながっていく。
     料理教室で生徒を励ます言葉に「失敗したっていい、焦がしてもいい、そんなのどうでもいいじゃない。だって、たった一度の食事だもの」とある。「一期一会」は緊張を、こちらは「料理は毎日のことだから」と脱力を促す。「たった一度のパッケージ」はどちらであろうか。

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    2019年5月号

    【特集】

    ■食えないパッケージ

     こんな話を聞いたことがある。それは、まだ年号が「明治」だった時代の話で、ある青年が青雲の志を立て、故郷を離れることを両親に告げた。父から「往け!」との一言と、伝家の日本刀が渡された。母からは一晩で縫い上げたアツシ(綿入りの半纏)をもらった。
     その後に幾つかの事業の成功を収めるが、大戦で全て無くした。帰宅した彼が確かめたのはアツシの無事であった。「これがあれば大丈夫だ!」と事業の再建に動き始める。その事業で後陣に語り止めたのが、(1)打てば響く男になれ、(2)筋を通す男になれ、(3)煮ても食えない男になれであった。
     何でもかんでもパッケージに比すものではないが、打てば響くといえばメタル素材であり、ナポレオンの時代から変わらぬガラス素材は筋を通していよう。そしてパッケージは本来食えないモノなのだが、「植物由来」などが注目されては「食えるパッケージ」の方が人気を集めそうだ。
     そうなると、天邪鬼にも「食えない」とはどういうことかを追求してみたくなる。故人となった尊敬する大先輩が、遺言のように残したのは「パッケージは強かであれ!」との言葉であった。

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    2019年4月号

    【特集】

    ■VSアノニマス・パッケージ

     「Anonymous」とは「作者不詳の。匿名の。無名の」といった意味のようである。ただ「アノニマス」を名乗るハッカー集団の方がよく知られているようで、調べると「インターネット上で政治的意図をもって活動をするハッカー集団の1つ」「匿名掲示板などを通じ緩やかに結びついた個人で構成され、組織の体は成していない」「言論の自由とインターネットの公正利用を標榜する」など詳細な説明が記されている。
     アノニマス・パッケージとなれば、もちろんハッカーともインターネットとも無縁である。ただ「個人で構成され、組織の体は成していない」は、やや引っ掛るところもあるかもしれない。もちろんパッケージは基本的に「匿名」だが、つくり手はそこに商品のアイデンティティを考えて表わそうとするものであろう。
     アノニマス・パッケージとは、単に「同じ顔の」や「顔のない」というのではなく、アイデンティティを「持たない」もしくは「感じられない」といったパッケージである。

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    2019年3月号

    【特集】

    ■ダウンサイズ
     「ダウンサイズ」と聞けば、人口減少と少子高齢化による市場や社会の規模縮小を考えるだろうか。それとも、まだ記憶に新しいマット・デイモン主演のSFコメディ映画「ダウンサイズ(Downsizing)」を思い出すであろうか。いずれも直面する不可避の課題を前者は悲観的に、後者は楽観的にとらえている。  映画を観ていない人のために少々概説すると、人類は課題解決の方法として人間を1/14に縮小する技術を開発し、「全人類縮小200年計画」として縮小希望者を公募する。縮小で資産価値は相対に82倍となり、豪邸に住み充実した屋内施設を利用し一生働かず楽な暮らしができる。  その縮小計画に参加し、身長13cmとなった男の物語だ。全て一斉に縮小した世界であれば何も変わったことに気づかないが、ときに等倍の世界に触れれば、13cmの視点が示唆的となる。現実に戻せば、2004年に「日本縮小----ダウンサイジング社会への挑戦」(朝日新聞社経済部)といった本が刊行されている。  そのいずれにも組みせず、有用な示唆は採り入れつつ、身の丈からの独自の視点で「ダウンサイズ」について考えてみたい。>>目次

    2019年2月号

    【特集】

    ■CO-PACK
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    2019年1月号

    【特集】

    ■包装の課題と展望−RENEWABLE

    2020年まであと1年となった。新しい年号となる2019年もやはり「包装の課題と展望」からスタートしたい。年間テーマには、原点に立ち返るとの思いを込めて「RENEWABLE」を掲げる。これはスウェーデンの包装企業を訪ねたときに、あらためて「持続可能性」の本質に気づかされた言葉である。 それは、鴨長明が記した「方丈記」の有名な冒頭の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」との一文にある。「ゆく河の流れは絶えずして」とはまさしく持続可能性であり、その流れの実相を「もとの水にあらず」と記しているのだ

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    2018年12月号

    【特集】

    ■パッケージング・コミット

     「コミット(commite)」とは、あのライザップのCMで広く知られるようになった言葉であろう。それは、プライベートトレーニングによるダイエット成果を約束するといった意味であった。だが、今ではダイエットに資する様々な食品を広く販売しており、そのコミットの対象は個人のみではなく、広く社会に対するものに変わっていると思われる。
     いうまでもなく食品の販売ではパッケージが不可欠となり、その基本機能や表示はもとよりユーザービリティ、ひいては分別・リサイクル適性など環境配慮の設計にもコミットしなければなるまい。個人におけるダイエット成果とは異なり、社会インフラともなれば成果へのコミットが前提となる。
     国内の包装産業は6兆円超の規模で推移しており、名目GDP(546兆円)の1%を超えている。これだけをみても包装が社会インフラであることは明らかだが、大規模な災害のたびに実感されることはパッケージが生活を支えているということである。つづく…。

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    2018年11月号

    【特集】

    ■包装の進化
     30年ほど前には(分別なく)多用していた言葉の1つであろう。ただ現今ではほとんど用いなくなった言葉が「進化」である。それには理由がないわけでもない。包装に限らないとは思うが、技術的な進化がほとんどなくなっているからである。  「いやいやAIやVRは?」といわれるかもしれないが、それでもすでに数十年前に開発された技術のブラシュアップであろう。それより、人間はまだ進化できるものであろうか。そこで、あらためて「進化」の意味を調べてみると、膨大な量の説明であった。  それだけ「進化」とは説明しにくいものなのであろう。その一部を抜き出すと「生物が、周囲の条件やそれ自身の内部の発達によって、長い間に次第に変化し、種や属の段階を超えて新しい生物を生じるなどすること。一般に体制は複雑化し機能は分化していく」となる。  そのなかで目を引かれたのは「複雑化し機能は分化していく」との言葉である。本当かどうかは定かでない。ただ進化のプロセスを時系列で体系化した図をみたことがあり、確かに生物の進化では機能分化していたが、人為的な技術ではあるときを境にみごと分化から統合へと転じていた。>>目次

    2018年10月号

    【特集】

    ■現場に立つ

     「現場に立つ」とはシンプルな言葉であり、シンプルな姿を想像させる。なぜか今、この言葉が胸を占める。かつてNHKの大河ドラマ(1993年)となって人気を博した、奥州で繰り広げられた前九年の役、後三年の役、藤原滅亡を描いた「炎立つ」(高橋克彦著作)との小説がある。
     実はまだ読みそびれているのだが、炎を「ほむろ」と読むタイトルのイメージだけは勝手にでき上がっている。それはワールドカップ・アメリカ大会(1994年)の決勝で、延長戦を経てPKに臨んだイタリアのロベルト・バッジョ選手の立ち姿である。
     ケガと疲労がピークに達していることは誰の目にも明らかで、予想に違わず蹴ったボールは枠を大きく外れて敗戦する。ただ不思議なことに、あのときバッジョ選手の身体から青白い炎が立ち上っているのが見えた。
     バッジョ選手は「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」との言葉を残しているが、ただ「立てばいい」というものでもなく、「誰でも立てる」というものでもない。要は、その立ち姿に闘志が、心がありありと表われるということだ。

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    2018年9月号

    【特集】

    ■差異に学ぶ

     「差別化戦略」とは、パッケージ設計・開発でも欠かせない視点の1つであろう。どちらかといえば「出る杭は打たれる」という、日本人からは生まれない発想かもしれない。米国の経済学者マイケル・ポーター氏によって提唱された競争戦略の1つである。
     それは「特定商品(サービスを含む)の市場を同質と見なし、競合他社の商品と比較して機能やサービス面で差異を設けることで競争上の優位性を得ようとすること」という。まさに同質の市場で競争上の優位に立つという戦略であって、オリジナリティに結びつくものではない。
     幼いころを思い出せば頷けようが、学ぶは「まねぶ」と同源で「まねる」を語源としている。言葉をはじめ色々なことは、人まねで身につけていくものであろう。いわば様々な「差異」をまねることから始まり、身につけていくことでオリジナリティを創造する力となるのである。

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    2018年8月号

    【特集】

    ■包装所遊楽

     「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子どもの声きけば、我が身さえこそ動がるれ」とは、後白河法皇編纂の「梁塵秘抄」にあるよく知られた歌である。仏教では「(子どもに限らず)人間はこの世に遊び楽しむために生まれてきた」と説かれているようだ。
     それを信じるか否かは別として、「できれば信じたい」と思う人は多いのではないだろうか。とはいえ、われわれが考えるような「遊び」「楽しみ」ではなかろう。政治の世界に限らないが、「遊説」とは各地をまわって主張を説くことのようだから、少なくとも「遊ぶ」は「あちこちを飛び回る」ことである。
     また「遊楽」を「ゆうらく」ではなく「ゆうがく」と読めば、世阿弥が「能」の意味で用いたようである。そう考えれば「遊ぶ」とは、舞を舞うといった恍惚の境地ではなかろうか。もちろん能楽だけに限らず、スポーツや武術、学問の世界にもあろう。
     確かに「梁塵秘抄」にも、「舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん」との歌がある。とはいえ、ここには子どもの残酷さも表われている。「本当に残酷なのは子どもであろうか?」と、どこからか仏さまに窘められた気がする。

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    2018年7月号

    【特集】

    ■余白を紡ぐ

     ある本に「余白を紡ぐ」との項があった。なるほどセンスといった点では、包装と通じるものがあると思い、そのままタイトルをリユースした。お叱りもあろうが、省エネ・省資源化を推進する時代である。その本には、こんなことが書かれていた。
     それは「日本の生け花が空間を花で埋め尽くさないように、俳句もまた言葉で空間を埋め尽くすことはしない。言葉を紡ぎながら、同時に余白を紡いでいく。言葉の豊穣ではなく、余白の豊穣が求められる」である。
     飽食の時代とは、食に限らずモノが溢れ、モノに埋め尽くされた時代である。今でもそうかもしれない。つまり余白のない時代の包装はごみでしかない。現に「世のなかにはモノが溢れている。過剰なサービスや“包装”、アナウンスなどに私たちは慣れ、その欲求は止まるところを知らない」という。
     そこに「包装」が代表として名を連ねている。それは寂しいことである。そこで「包装」も生け花や俳句と並び、日本人のわびさびのセンスを体現したすばらしいモノであることを伝えなければならない。包装はそれ自体もさることながら、人や社会の余白を紡いでいくものであると。

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