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    ジェイパックワールド

    本誌は、新しい時代ニーズに応えうる商品開発のイノベーションを志向し、新しいマーケットの創出に挑戦するビギナーからプロまでの包装と関連実務者(食品、医薬品、工業、流通など)のための包装総合情報誌です。数十年の包装実務経験を持つ包装のプロフェッショナルが多数編集に参加し、その豊富な経験と知恵、さらには多彩なネットワークを生かし、充実した内容を目指します。今までの包装関連情報誌にはない、将来を展望した課題の提案や問題提起などプロフェッショナルならではの視点から、包装の未来を志向します。

    〈発行日〉毎月15日
    〈主な読者〉食品・医薬品分野を中心とした包装ユーザー、包装資材・機械メーカー、商社
    〈形態〉本文(オールカラー)48ページ、A4変形判
    〈価格〉24,680円(本体・送料込:22,852円+8%税)※年間購読の価格です。

    2021年5月号

    【特集】

    ■セカイ系

     美術批評家の布施英利氏のいうには、アニメやゲーム、小説などの分野で「セカイ系」と呼ばれるものがあり、「セカイって、言葉がある」のセリフで始まる、新海誠監督の短編アニメ「ほしのこえ」はその象徴的な作品とセリフである。
     「セカイ系」とは、生活と宇宙とを結ぶセカイの像のことを呼ぶ。近景と遠景の宇宙的なものを中抜きして直接結びつけた感覚のようである。なかなかピンと来ない呼称だが、生活と宇宙を直に結ぶセカイ像には共感できまいか。それを「何の役に立つ?」と問うてみても意味はない。
     宇宙と地つづきの生活の奥行きや、おもしろさを感じることでしかない。ただ、その実感に基づいて「WORLD」との名を用いたもので、生活と宇宙とが直に結ばれたパッケージのセカイ像がおもしろいのである。

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    2021年4月号

    【特集】

    ■偏重操作

    バランスが大事とは知っていても、環境条件の変化を常とするなかで均衡を保ちつづけることは至難である。むしろバランスの本質は、均衡を保つために環境条件の変化を先回りし、絶えずどこかに偏重しつづけていくことではなかろうか。 操船は自動車の運転とは違い、環境条件(摩擦抵抗の小さい海上)の影響と舵の位置が船尾であることから、操舵(ハンドル操作)と効き(動き)に若干のタイムラグがある。摩擦抵抗の小さい海上で、操舵から一拍遅れて旋回を始めるため、次に目指す針路に至る前に舵を元に戻さなければならない。 それでも針路を越えて旋回をつづけそうな勢いとみれば、先んじて逆に操舵を切る必要がある。コロナ禍での感染と人流の制御と似ていよう。早くてもならず、遅くてもならず、いかに最適に先回りし目指す針路に船を向けるかが、操舵士の技量である。

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    2021年3月号

    【特集】

    ■Trick & Treat

     「Trick or Treat」といえば、ハロウィーンで子どもたちが家々を回り菓子をねだるときの「お菓子をくれないと悪戯するぞ」との呪文である。直訳なら「悪戯か、待遇か」であり、菓子は出てこない。それは、中世の祭りで農民たちが食料をもらって歩いた姿を真似た名残のようである。
     ただ次回は「Trick or Treat」ではなく、「Trick & Treat」と欲張ったタイトルを付してみた。直訳では「悪戯も、待遇も」となろう。まだハロウィーンには随分と早いわけだが、元々ハロウィーンと「Trick or Treat」とは同じ祭りではなかったようである。
     こじつけではないが、お菓子にパッケージは付き物であり、また「Treat」も「Trick」もパッケージに関係する付加価値を創出する要素でもある。童謡の「おもちゃのチャチャチャ」のように、「Trick & Treat」はパッケージが動き出す呪文にもなりそうである。

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    2021年2月号

    【特集】

    ■Re-NORMAL

     2020年の春野菜は高騰したかと記憶するが、冬野菜の下落は大きい。大田市場(東京)では、レタスの卸売価格は前年同期比で61%、ハクサイは58%、キャベツ35%、ダイコン16%と軒並み下落している。理由は単純で、天候に恵まれて生育も順調であるからだ。
     一方で、感染の拡大により飲食店や旅館などの外食需要が低迷したことが影響する。SARS-Cov-2もしかり、自然を相手にしたことは人の思い通りにはいかぬものである。野菜の安さは家計には嬉しいが、農家の収入には打撃である。こちらを立てれば、あちらが立たずで、「とかくこの世は住みにくい」となろう。
     「安値で出荷すればかえって赤字」となれば、農家は収穫しないで、そのまま土にすき込むわけである。素人目には、いかにも「もったいない」と思いがちだが、(労力は幾分ムダになろうが)余剰分を土に還すのだから、自然には何の痛手もない。
     同じく、たとえ「NEW」であれ、「OLD」であれ、付してみても「NORMAL」に変わりはないと思えば、これまでは些かNORMALから外れていたもので、再びNORMALに戻ればいい。それが「Re」である。

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    2021年1月号

    【特集】

     2020年は正しくコロナに始まり、コロナに終わった。あらゆるモノゴトが、ロックダウンで変更、延期、中止を余儀なくされ、いまだ終息の見えないなかで、はっきりと姿を表わしつつあるのはNEW NORMALな日常である。もはや、これまでの「包装の課題と展望」では意味がなさない。  いわばコロナ禍でみえてきた、NEW NORMALにおける「新・包装の課題と展望」とならなければならない。また「BEYOND2020」は、より具体化した「アフターコロナ」となった。コロナ禍の景気浮揚策である「GoTo」の主体は誰か。またNEW NORMALの主体は誰か。  いずれも生活人であり、いわば生活と人を主軸とした経済社会への移行である。そうした移行のなかで、あらためて「新・包装の課題と展望」を考えてみたい。パッケージ、また包装産業はどう変わり得るのか。どう変わろうとするのか。興味深く、また楽しみでもある。>>目次

    2020年12月号

    【特集】

    ■むほう
     最近は何か妙なところが気になり、妙なことにこだわってみたりする。人間は全く不思議な生き物で、自分のこともよく分っていない。むしろほかの生き物に教えられる。まずは「むほう」とひらがなにしてみたが、「無包」である。世のなかには「包装は無用だ!」と考える人もいて、それもいいと思ってみたりする。  今読んでいる本に「『不動』といっても動かないじゃない。動いて動いて止まらない。だから何かあればパッと出ていける。『無』と同じですよ。無いということなのかといったら充ち満ちている、それが『無』です」と、概ねそんなことが書いてあった。  そういえば「技巧を凝らした跡もなく、いかにも自然で美しい」との意味の「天衣無縫」との言葉がある。当然、この「無」も無いということではないのだろう。つまり「無縫」とは、裸の王様を揶揄したわけではなく、まさに天衣をつくり上げた神業を讃え表した言葉であろう。 >>目次

    2020年11月号

    【特集】

    ■AGRI.
     「AGRI.」とは、AGRICULTUREのことで、「UGLY」(醜い)と間違われないために英語の表記としたものだ。AGRICULTURE(農業)は、ラテン語の「AGER」(野原;田畑)と「CULTURA」(耕作)を語源に「田を耕作する」とが原義である。  アフターコロナで最もおもしろく、また最も重要になってくるのは生存活動を支える農産と水産と畜産業で、なかでも農産業である。すでに関心は寄せられつつあるようにもみえるが、六次産業化やIT化などチンケなことはいわず、持てる技術のすべてを農産業に投じて惜しまないことである。  経済学に説かれる第一次と第二次と第三次といった極めて平面的な産業概念など捨て現実に即し、生存活動と直結した農産業を中心に据え、立体的に位置づけ直す必要がある。かの坂本龍馬の「日本を今一度洗濯いたし候」とは有名だが、「AGRI.」とは「日本を今度は裏返しいたし候」である。>>目次

    2020年10月号

    【特集】

    ■Clean & Cloudy

     正しい語訳かは定かでないが、「清と濁」である。ちなみに「清濁/わけてもてなす/雛の酒」との句がある。雛祭りで古くから大人は澄酒で、子どもや女性には白酒が人気であったようだ。そして、時代をだいぶ下って今、また甘酒が女性に好まれて飲まれているようだ。
     話は変わるが、東京渋谷区の公園に設置された、スケルトンの公共トイレがSNSで注目を集めているらしい。日本財団が渋谷区の協力を得て、性別や年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できるトイレを設置しているものだ。
     「多様性を受け入れる社会の実現」を目的に、世界的な建築家やデザイナーが手掛けたトイレを渋谷区内の計17カ所に順次設置する予定である。クリエイターには安藤忠雄氏や伊東豊雄氏、隈研吾氏、佐藤可士和氏、マイルス・ペニントン氏、小林純子氏らの16人が名を連ねている。
     スケルトンのトイレを手掛けたのは建築家の坂茂氏で、調光フィルムを貼ったガラス張りの建物である。利用しないときはフィルムに電気が流れて、内側が見えている透明状態で、トイレ内に入り鍵を閉めると電気が切られてガラスが濁る仕組みである。すぐにもパッケージに応用できそうではないだろうか。

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    2020年9月号

    【特集】

    ■アジアンテイスト

     人には、言葉にできないことがある。言葉にすると伝わらないものがある。それは言葉を凌ぐ膨大な事柄のディテールまでを、人は六感で掴むことができるからである。「アジアンテイスト」も、その言葉にすると伝わらない事柄の一つかもしれない。
     「アジア地域の雰囲気を住まいやインテリアなどに取り入れること」とは、「アジアンテイスト」の僅かな一面を粗くなぞったにすぎない。むしろ、かつてPUFFYが歌い一世を風靡した「アジアの純真」(作曲:奥田民生、作詞:井上陽水)の歌曲の方が「アジアンテイスト」がよく感じられよう。
     「北京 ベルリン ダブリン リベリア/束になって 輪になって/イラン アフガン 聴かせて バラライカ/美人 アリラン ガムラン ラザニア/マウスだって キーになって/気分 イレブン アクセス 試そうか」と。とくに「開けドア 今はもう/流れでたら アジア」とは秀逸である。
     いうまでもなく日本はアジアであり、アジアのコモンセンスを共有し、どこの国よりもアジアを表現することに長けていると思われる。それは、パッケージにおいても同じである。

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    2020年8月号

    【特集】

    ■ポテンシャル

     「BEYOND2020」と称され、また最近では「アフター・コロナ(after corona)」と称され始めているが、同じ未来の世界を指している。何が違うのかと一言でいえば、東京オリパラの開催有無か、もしくはポテンシャルであろう。
     「potential」とは、「できる」との意味のラテン語の「potere」を語原とする、「潜在的な力。可能性としての力」の意味である。比較的に分かりやすいのは物理世界での意味で、物質のもつ「位置エネルギー」を「ポテンシャル」と呼ぶ。
     つまり突然に表われたCOVID-19によるパンデミックのポテンシャルが急上昇し、東京オリパラのポテンシャルが下降をつづけているということであろう。擬人化すれば、COVID-19は「新進気鋭」といったところで、オリパラの方が分は悪い。
     「ポテンシャル」に紐付けられた「位置」を図ることはむずかしい。果して「アフター・コロナ」でのパッケージのポテンシャルはどのように図られるであろうか。

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    2020年7月号

    【特集】

    ■ソツタクの機

     禅の言葉のようで、「師と修行者の呼吸がぴったり合うこと、修行者の機が熟したタイミングで師が教示を与えて悟りに導くこと」との意味である。「ソツ」(啐)とは、孵化しようとしているとき、雛が内から殻をつつく音のことで、「タク」(啄)とは、母鳥が外から殻をコツコツとつつく音のことである。
     まるでボンボン時計の「チック」と「タック」のようである。コロナ禍でリモートの授業や学習が注目され、急速に導入が進められているようである。ただ、あくまで手段の1つであってテレワークもしかりで、リモートで全て事足りると考えるのは乱暴であろう。
     またメディアの情報と言葉の扱いが、コロナ禍を理由にかなり雑に乱暴になりつつあることは危険である。些末なことなら目を瞑ろうが、大切なことは啄のごとく丁寧に扱わなければならない。「善きことはカタツムリの速さで進む」とのマハトマ・ガンジーの言葉を噛みしめたい。

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    2020年6月号

    【特集】

    ■ゼロと1の間

     つい「当り前の人に会いてぇ~」との映画のセリフが蘇る。「数えられる数字は有限で、数えられない数字は無限」と聞いて心が晴れた。A君とB君がこんな会話をしていた。A:「1から2と2から3は有限で等しいが、その間は無限で分けることもできない」、B:「ああ、1.000001…」、A:「そうそう。分けられないものを分けてしまうと、何か大事なものを飛ばしてしまうことになる」と。
     そういえば「industry 4.0」を、つい「第4次産業革命」と邦訳してしまうが、「4.0」は「4」ではない。「4」は有限だが、「4.0」は4.1、4.2、4.3…と4から5へとつづく無限である。それは言葉や数字(有限)にすれば、すぐに見えなくなってしまう。「無限」という、分けられない大事なものとは何であろうか。

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共同紙工株式会社
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竹本容器株式会社
山崎産業株式会社
不双産業株式会社
光洋自動機株式会社
株式会社モリコー